タイトル「一分間だけ」原田マハに惹かれ

手に取りパラリと一枚ひらく

そのページを読んでみただけで

グッと心に響いた


そこには私とガクの日常そのもの

ガクを飼わなければ知ることのなかった散歩で気づいた大切なもの



神様にあと一時間だけ犬との時間をください

そしたらいつものように散歩して‥




ファッション雑誌の若き編集者、藍
フリーのコピーライター浩介

夫婦


藍が雑誌の取材で訪れたセレブなトリミングサロンで

殺処分前日の三ヶ月の売れない

ゴールデンレトリバーと出会う


一瞬の目が合い惹きつけられる


犬を飼えない理由は沢山ある

出来なくなることもいっぱい


でも出会ってしまった、リラと

郊外に引っ越して飼うこと決意する夫婦


ドラマでありがちなファッション誌の編集者

厳しい仕事での競争と華やかな日常



犬の世話と仕事の両立の難しさ


才能はあるのに、毎日のんびり自宅でライターの仕事をする浩介に苛立ち

少しずつ2人に溝が出来てくる


もう犬なんていらない


やがて2人は別れリラは浩介に


別れの朝

トラックの助手席にのるリラは暴れて



藍の元へとかけ戻る

そこから藍とリラの新しい生活が始まるのです



人は言葉を話せるのに

時として感情が邪魔をして上手く相手に伝えられない

素直になれず受け入れらない


人の愛は変わる


でも犬は私がどんなに邪険に扱っても

いつも尻尾をブンブンに振って迎えてくれる

犬の愛は永遠に変わらない


やがてリラは癌に侵され余命幾ばくもない


そして闘病介護


私もガクが調子を崩した時に

仕事を早退したり休みました

「犬が病気で」はひんしゅくをかった

人は自分の病状を伝えられるが

犬は症状が出た時には深刻な状態になってたりする

仕事を行っている間に死んでしまったらとマジで思う


藍もリラの看病でヘトヘトになる




それまで鬼のように怖い冷たいと思っていた敏腕女性編集長にも

最後に間に合わなかった愛犬がいた

そんな編集長の助言や

いつのまにか仕事を任せられるまでに成長した後輩の編集者

リラの病院送迎を引き受けてくれたタクシーの運転手

いつでも的確なアドバイスで頼りになる獣医


最後は絶対に頼るまいとした元夫、浩介


周囲の協力もあってリラとの闘病生活を乗り越えていく

藍はリラの最後に間に合うのか

そしてリラとの生活とは藍にとって

浩介にとって何だったのか


うーーん

こうして書いているうちにも鼻の奥がツーンと今にも涙が出そうだ


作品はリズム感のある文の流れになっており

とても読みやすい


その分感情が移入しやすいのかもしれない




仕事で忙しくクタクタ

昨日もうたた寝をしてしまい

ガクは私の髪や顔を舐めたりかじったりして

「遊ぼう!」とひつこく誘ってくる

思わず


「うるさい!あっちいけ!」と払いのけた


ふと目が覚めたら傍にガクも寝顔


それからお風呂に入って

この本を読み始めたら止まらなくなって

涙を流しながら深夜に読了


朝目が覚めて

最初にしたことは思いっきり

ガクを抱きしめて「おはようー」


ガクはブンブンに尻尾を振って

いつものように応えてくれた



悪いのは君じゃないママのほうだ


是非読んでみてください





 

7/23日更新
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