なんでもない日常が、なぜこんなにも愛おしいのか
1日1冊本を読むチャレンジ
151日目は
待ちに待った!
燃え殻さんの新刊エッセイ
黒部でも
10月28日
発売早々にゲットできました
『ほかの人には言わないで』
帯は
これまた、大好きな
田中渓さん
いま、2周目を
近所のカフェで読んでいる
人手不足で
営業時間が短縮されたり
臨時休業したりで
お店に行ってみたら
閉まっていた
ということが4回連続であった
そして、5回目の朝
やっと入れたのだ
しかも一番乗り
もはや、執念のようだとも思った
燃え殻さんは
複数のメディアで連載を抱える
超売れっ子の作家、エッセイストです
ラジオ番組のナビゲーターでもある
私が燃え殻作品を愛する理由
それは
作品の中での燃え殻さんは
どこか控えめで
主張することなく
それゆえに
一歩タイミングがズレて
自分の思いとははずれてしまうような
世の中の
「ちょい何だかなぁ‥」を
やり過ごしながら
そんな日常を歩いている人に
私には映る
それが
いい脱力感を私に与えてくれる
燃え殻さん
きっと声のデカい人間では
ないことだけは分かる
そして
もう一つの魅力は
燃え殻さんが描く
お母様のエピソードや
家族の風景に心がキュッとなる
子どもは大人になったら
自分の暮らしに忙しく
親のことなど思い出している
暇なんぞない
けれど親は1日たりとも
離れて暮らす子どものことを
思い出さない日はないと思う
燃え殻さんは50代
もういいおじさんだけど
子どもでもある
私がこれまで読んだ作品には
お母様への思慕がしたためられており
「いつかこの時間も終わってしまう」
という静かな予感が漂っていて
そこにたまらない哀愁を感じる
1冊のエッセイに
ユーモアと切なさと
どうしようもない現実が
織り混ざっている
みんな
どこか欠けたところがあって
思いどおりにならないことを
抱えながら
それでも
今日も生きている
そんな日常の
「ここだけの話」を
まるで私にだけ
語りかけてくれているような
そんな錯覚をしてしまう1冊だ
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