合格実績を出さない!? 

 

受験界隈で駿台が降格実績を出さない方針としたことが話題になっていますね。

 

 

 

 

「他の予備校の合格者数と合わせると実際の合格者の数とかけ離れている現状がある」というのがその理由だそうですが、合格実績は塾の実力をわかりやすく測る数字なので、これを出さないという流れがどれほど大学受験の他塾や中学・高校受験塾に定着するかは疑わしいところです。

 

 

一人で7人分!? 

 

このダブルカウント問題、大学受験のほうは仕方がない面もあります。なぜなら、大学受験は塾の分化・専門化が進んでいるため、一人の生徒が一つの塾をメインに勉強するというモデルが成り立たなくなっているという可能性があるからです。

 

くま先生の時ですら、くま先生一人で何人分の合格実績に貢献したか知れません。 

 

記憶をたどってみると…

 

①代ゼミ:二次英語、高1-2の英数国

②Z会マスターコース:高3の季節講習(英数国)

③Z会通信添削:高3の英数国理

④理数研:高3の理数

⑤公文式SRS:高3のセンター英語

⑥公文式:高1の英数

⑦駿台:直前期の謎の通信添削講座

 

なんと、一人で7人分の実績に貢献していました(笑


ちなみに、塾選びは母親から提示された予算額に収まるように自分で最適な組み合わせを考えて選んでいました。

 

特に駿台はあくどかったですね。京大模試で上位を取ったら、「無料で通信添削講座受けられますよ」みたいな案内が来て、まあ無料なら…と申し込むと塾生登録されて、ちゃっかり合格実績にカウントされていました驚き

 

 

それに引き換え中学受験は 

 

それに引き換え中学受験は、基本的に一つの塾に全科目の教育を任せるのが一般的で、他塾の掛け持ちはありうるものの、たとえば平常授業はSAPIX所属でNNだけ早稲アカで受講する、とか、平常授業は希学園所属で◯◯特訓だけ浜学園で受講するとかいったパターンがほとんどです。

 

そのため、カウント方法さえきちんとすれば、ダブルカウント問題はある程度防げるような気がします。

 

問題はカウント方法です。

 

週3,4回の平常授業を受講している人のみを合格者数とカウントすれば、中学受験では塾別の合格者数の実相をかなり正確に把握することが可能です。

 

しかし、そのようなポリシーで合格者数を発表しているのは、大手塾では希学園関西くらいのものです。

 

 

希学園関西は、「小6の12月まで定常授業を受講し続けた方」をカウントの対象としており、特訓生はカウントの対象になっていないことが明確です。


これに対し、浜学園は、「春期・夏期・冬期講習・各種イベントのみの参加者は合格実績数に一切含まれておりません」としているものの、最高レベル特訓や日曜志望校別特訓など、他塾在籍者が月に数回のオプションとして受講する場合は実績者数にカウントされることになってしまうので、希学園等の他塾と相当程度のダブルカウントが発生してしまいます。

 

また、不思議なことに希学園も、関東では(定常授業ではなく)「定常的に授業を受け続けていらっしゃる方」をカウントするとしているので、特訓講座のみの受講して合格した子などのダブルカウントを受け入れているように見えます。関東での知名度を高めるためのやむを得ない戦略なのかもしれません。

 

 

 

早稲アカも浜学園とほぼ同様で、「早稲田アカデミーグループに塾生として正規の入塾手続きを行い、授業に参加した生徒」を合格者にカウントするとしています。

 

 

早稲アカの看板講座であるNN講座(浜学園の日特に相当)を受けるには入塾手続が必須になっているので、例えばSAPIX生が早稲アカでNN講座を受講して志望校に合格した場合には、必然的にダブルカウントが発生することになります。

早稲アカはNNの評判が高い分、ダブルカウントの数が相当数にのぼっているのではというのはよく言われる話ですね。

私としては、中学受験については、すべての大手塾が、平常授業の受講生の合格実績のみを公表することにすれば、ダブルカウント問題は解決されるし、ぜひそうして欲しいと思うのですが、そんな自分で自分の首を絞めることを塾業界に求めるのは難しいのでしょうね…。

 

 

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ブログの紹介にっこり
 
元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記
 

 

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