志望校判定テストの成績表を見て
先日の志望校判定テストですが、分野別の個人偏差値が成績表に載っていて第1志望校の昨年の合格者上位50%との比較ができたり、インターネットの「成績管理」画面から任意の学校志望者の設問ごとの正答率と自分の正誤を確認できたりと、さまざまな分析が可能な形になっています。
そこでちょっと気になったのが、こぐまの「理科」の「思考・応用」の偏差値が80超と異常に高い(昨年の合格者上位50%の上限値よりさらに+10くらい高い)ことです。
他方、フォローさせていただいているブロガーさんの中で、分野別の個人偏差値のところをみて「理科の思考・応用ができていなかった!」と嘆く方も複数散見されました。
実力的にそんなに違わない(というかこぐまより優秀な)方々なのになぜ?と思って調べてみると、なんと、
今回の志望校判定テスト理科での「思考・応用」問題は
1問だけ!
だったのです。
つまり正解するか間違えるかの二択。
しかもこの問題、理科の中で一番正答率が低い問題のため(標準語偏差が低くなり)、運良く正解したこぐまのような子は偏差値80over、そして間違えた大多数の子は偏差値48になるという…。
はっきりいってこんなの、全然意味のない指標です![]()
知識・パターン偏重の早稲アカ
この志望校判定テストは極端な例だとは思いますが、四谷大塚系のテストは理数系は典型題がかなりの比重を占め、思考・応用系の問題は少なめです。
そのため、特に思考・応用系の問題が多く出される学校(最難関校に多いですよね)を志望校に考えている場合、(出題範囲が狭くそもそも実力テスト的な意味合いの薄い)組分けテストはもちろんのこと、志望校判定テストでさえもかならずしも志望校に向けた実力を正しく測定するものとはなっていない可能性があります。
そこで注目したいサピックスOP
そこで現時点での思考・応用問題への対応力を測定するのに良さそうと思われるのが志望校診断サピックスオープンです。
すでに私がフォローさせていただいている早稲アカ/四谷大塚にお子さんを通わせているブロガーさんも、同じような着眼点から、過去のSOを受けている方がちらほらいらっしゃいますね(さすがです)。
私も(ようやく?)気になったので、過去問を入手するなどして色々調べてみました。
文系科目はそんなに変わらない?
ざっとみた印象ですが、文系科目はそんなに差はない印象です。もちろん、受験層のレベルがSAPIXの方が高いので、偏差値は出づらいのでしょうが、問題の難易度や出題の傾向には明確な差を感じませんでした。
国語は浜学園との比較でいえば四谷大塚系で十分に高難易度ですし、SAPIXのほうがむしろ四谷大塚系より取り組みやすい印象さえ受けました。
社会は、分析・思考・複合型が比較的多かったですが、四谷大塚系でも、先日の組分けテストのように、分析・思考・複合型問題出ることは往々にしてありますしね。
算数は易問/難問のバランス良し
算数は易問/難問のバランスが良くていいテストですね。これぞ中学受験の算数!という気がします。早稲アカで言えば、最難関問題集のA問題クラスが相当程度出されて、B問題クラスも大問2つ出るといったイメージでしょうか。Y65レベルの最難関中受験者は、最後の大問のうち最低1つを解けるかどうかが、算数で突き抜けられるかの分水嶺になるのかなと思いました。
基本問題ではケアレスミス多発するものの、応用問題大好きのこくまにとっては、結構有利な問題セットのようにみえます。
全く違う理科!
そして理科。……お、おぅ、これはまったく違うテストですね。理科を暗記分野と心得て、例えば「理科の基本事項」の一問一答でしこしこ知識を覚えてきた子にとっては、残念ながら全く歯がたたないのでは?と思える問題ばかりでした。
本質的な理解をベースに、理科的思考力を多角的に問う問題ばかりで、これはふだんから記憶やテクニックに走らない勉強をしていないとびっくりするくらい四谷大塚系と点差が開きそうです。(逆に知識は少なくとも、国語力がある子で読解力を武器に問題にアプローチできる子は点数が伸びるかも)
こぐまはどうかなあ。四谷大塚系の試験では高得点を連発しているこぐまの理科ですが、こういう試験でとれてこそ、安心して「理系こぐま」を名乗れるのですが。
11月に参戦するか
必須授業・模試以外はめんどくさがってあまり受けないこぐまですが、次回のサピックスオープンは全統小とかぶっているので、どのみち試験を受けなきゃならないんだったら、こっちを受けた方が良いのでは?と考え中です。
初めましての方はこちらもどうぞ

