一気読みした『暁星』
1日1冊本を読む、チャレンジ
81日目は
湊かなえ『暁星』
あけぼしと読むのか
夜から読み始め
止まらなくなり気づけば夜中の1時
一旦眠って
朝から続きを読んだ
体力を使った1冊でした
本作は
親の信仰によって人生を奪われた
「宗教2世」の痛切な叫びを描いた
人間ドラマ
子供って知恵もなければ
自分の考えを言葉にする力も低い
もちろんお金もない
子どもは「無力」だ
大人には逆らえないし
そして
どんな親であっても
子は愛されたいと思って生きている
本作品は
大臣襲撃事件の犯人、
永瀬暁(あかつき)が残した手記『暁闇』
のちに作家となる
白金星賀(しらかね せいか)が綴る
物語『金星』
誰が、なんのために
大臣を刺したか
大臣の本当の姿は‥
手記はどうなっていくのか
そう思っていたら
突然1幕が閉じて2幕があがる
白金星賀、
母親の支配と
宗教の泥沼の仕組みから
抜け出せずに闇をかかえる
金星の物語
主人公の男女は闇に
一筋の光明を期待して
必死に生き抜こうとしていたのに
見事に打ち砕かれて希望を捨てる
もうこれ以上
人生を翻弄されたくない
愛する人を苦しませたくない
テロリストの内側は
憎しみだけで動いたわけじゃない
そこには
守りたい人への愛情があったのだと思う
大臣が永瀬暁に刺されるとき
「ちがうんだ」といって倒れる
その一言がずっと頭から離れなかった
なぜ「ちがうんだ」なのか?
最後まで読み終えて残ったのは、
「本当に倒すべき相手は誰だったのか」
と言う問いだった
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