自分への問いかけで気づいた‘’手放すことの大切さ‘’


 

先日発売された、中道あんさんの

 

『「誰かのために」を手放して生きる』

(三笠書房)

 

の文庫版を購入し、一気に読みました。

 

 

中道あん

 

 

まず、数ページ読んですぐに

 

「これ、私のために書いてくれたの?」

 

と思うほど、自分のことを書かれているようで驚きました。

 

 

ページをめくるたびに、まるで

 

あんさんが目の前にいて


「それ、手放したら?」


「本当にそれでいいの?」


と、問いかけてくるのです。

 

 

読みながら何度も立ち止まり

 

胸がぎゅっとなりました。

 

 

「いい母親になりたい」のは、どうして?

本書の中で、とくに心に刺さった

 

言葉があります。

 

 

 もし、あなたが「いい母親になりたい」という思いが強いのであれば、
一度、ちょっと自分に問いかけてみてください。

 

※「いい母親になりたい」のは、どうしてなの?
※誰のために、「いい母親になりたい」のか?

 

 

この問いを読んだ瞬間、ドキッとしました。

 

私はこれまで、何の疑いもなく


「子どものため」

「子どもが困らないように」


と思って、必死に頑張ってきました。

 

 

でも、この言葉を自分に問いかけたとき

 

返ってきた答えは—

 

 

「いい母親になることで、辛かった子ども時代の自分を満たしたかった」

 

 

という言葉だったのです。

 

 

 

「子どものため」は、本当に子どものため?

もしかしたら


“子どものため”という言葉を使いながら


本当は、自分自身を救おうとしていた。

 

インナーチャイルドを満たしたくて


「いい母親」になろうとしていた…

 

 

そう気づいたとき


胸の奥が締めつけられるようでした。

 

 

「母親の笑顔=子どもの幸せ」への違和感

本書には、こんな言葉も出てきます。

 

 

「母親の笑顔」は家庭の幸せのバロメーターなのです。 

 

〜省略〜  

 

 ですから、あなたが笑顔になれる状態を作ることが、子どもにとって何よりも大事なことだと言えるんです。

 

 

この一文を読んだとき、正直、戸惑いました。

 

 

なぜなら


私の母は、子どもより自分の人生を

 

優先にして、いつも笑っていた人

 

だったからです。

 

離婚後、母は交際相手や友人、

 

仕事仲間と飲みに

 

行ってばかり。


いつも楽しそうで、よく笑っていました。

 

 

友人からは「面白いお母さんだね」と

 

言われるほど、おちゃらけた人でした。


 

でも、子どもの私は放置状態。

 

いつも一人ぼっち。

 

幼少期は、祖母の家に寝泊まりする

 

ことも多々ありました。

 


「私は母に愛されているのだろうか?」

 


そんな不安と寂しさを、ずっと

 

抱えていたのです。

 

 

だから、これまでも、先輩ママから

 

「お母さんが笑顔でいることが子どもの幸せよ」

 

と言われても

 

どこか信じきれずにいたのです。

 

 

頑張るほど、笑顔が消えていった日々

「私のような思いを、子どもにはさせたくない」


そう思って


“ちゃんとした母” 

“理想の母”


になろうと頑張ってきました。

 

 

でも、その結果どうなったかというと


元々あまり笑わない私が、家庭では

 

さらに笑えなくなり、気づけば

 

子どもに怒ってばかりの毎日…

 

 

子どものころ

 

「のび太のママや、あさりちゃんのママ

みたいなガミガミしたお母さんには

絶対になりたくない!」

 

そう思っていたのに。

 

 

 

頑張っているのに、笑顔のない家庭。

 

「子どもと笑顔で楽しく過ごしたい」

 

何度もそう思う自分がいました。

 

 

 

この本を読んだとき


「やっぱり私は間違っていたのかもしれない」


そう思い、胸が締めつけられました。

 

「いい母親になろう」を手放す決意

「間違っていた」と思うと同時に

 

こんな気持ちも湧いてきました。

 

もう、“いい母親になろう”としなくていいや


自分で自分を苦しめていたことに気づき

 

手放す決心ができたのです。

 

 


「〜ねばならない」
「こうあるべき」


という思考になりがちな私。

 

だからこそ


人生の先輩である中道あんさんの言葉が


子育てだけでなく、家事やお金、

 

生き方そのものを見直すきっかけを

 

与えてくれました。

 

 

本の素晴らしさは


自分とは違う人生や価値観、視点に

 

出合えることです。

 

一生懸命になりすぎて、必死になりすぎて


気づいたら視野が狭くなっている。


苦しくなっていることってありませんか?

 

 

もし今、自分の思考や日々の生活に

 

息苦しさを感じているなら

 

この本は、きっと処方箋になります。

 

 

手放すことで楽になった

「いい母親になる」ことを手放した私は


「今日疲れてるから、お皿洗ってくれる?」
「忙しいから買い物、お願いしてもいい?」


そんなふうに、子どもや夫に頼れるように

 

なりました。

 

ブツブツ言いつつも、手伝ってくれる姿を見て

 

もっと早く頼ればよかった

 

気づきました。

 

 

これからも、もっと、もっと手放して

 

笑顔でいられる自分になっていきたい。

 

それが、家庭の幸せのバロメーター

 

なのだから。

 

 

これから、私が変わることで

 

家庭がどう変わっていくのか楽しみです。

 

 

それでは、また。