そう言うと彼は、シャツを捲り
逞しくなりかけている
背中を見せてきました。
目に飛び込んできたものは
真っ赤な 大きな
傷 傷 傷
何をしたらこんな傷になるのだろう。
何かムチのようなもので… そう、
実際に見たことは、ないけれど
まるでムチで打たれたかのような
真っ赤で 大きな
傷 傷 傷 !!!
大袈裟な反応をしては
いけない気がする。
わからないけど、そんな気がする。
「 … 傷は男の勲章だからね、 」
馬鹿なことを言った。
そんな傷を受けても、優しく
微笑むあなたは素敵だ、と
そう伝えたかった。
「 まあね!」
シャツをなおして、彼は笑った。
彼を傷つけた父親は
国家の仕事に関わる、重要
な地位にいる人間だそうだ。
『 暴力は連鎖する 』
よもやその渦に
巻き込まれてはいまいかと
自分を止める何かにどうか
出会えていますように、と
もうとうに
『お姉さん』ではなくなった
今でもそう、祈っています。
※ 現在、児童虐待通告はすべての
国民に課せられた義務となって
います。
( 児童福祉法第25条
「 要保護児童発見者の通告義務 」 )
児童相談所対応ダイヤル
『189』いちはやく
( 24時間受付 )
※ 通報して間違いだった場合でも
通報者がその責任を問われること
は、ありません。




