『 平気でうそをつく人たち 』
( M・スコット・ペック著 )
※ 1983年 アメリカで出版
日本では1996年草思社より出版
この本をお読みになったことの
ある方でしたら、ピンときやすい
かも知れません。
夫の母親は
社交的で、知性があり
感情のコントロールが上手
に、見えました。
夫に 反抗期がなかった
ことが自慢のようでした。
「 男の子は反抗期が大変って
皆言うけど、うちはそんなの
なかったわ!」
一番最初にぼんやりと感じた
違和感は、それだったのかも
しれません。
「 主人(義父)は 短気で怒りっぽい
けど、あの子(夫)は 一度も
声を荒げたことがないの。
上の子(義姉)は キツい性格だけど
あの子は優しい子でねぇ… 」
確かに、義母の前での彼は
理性的で従順な良い息子、
に見えました。
しかし私には
義母の前での、彼からは
義母の言う優しさよりも
ピリピリッ チリチリッ
とした、電気のようなものと
「 余計なことは言うな 」
という、無言の『圧』を彼の
全身から感じ、戸惑いました。
一生懸命『 台本を演じている 』
今にして思うと、そんな
印象だったように思います。
つけられない、義母の実態が
徐々にわかるようになってきたのは
義父が亡くなりしばらく経ってから。
そしてさらに
「 俺が徹底的に
感情を排除して
" 他人 " として
接することで
アイツを殺さずに
ここまで来れたんだ
今さら
余計なことを
するな!!!」
そう、夫から怒鳴られたことの
意味が、やっと理解できたのは
それから更なる年月を
経てからのことでした。
皮肉ですが
義母にとって、ようやく私が
身内になったからなのでしょう。
巧妙な表の顔の裏の『本性』を
私の前でも隠さなくなったのは…
そして『 勇気ある撤退 』へ



