知的に困難を抱える子供達に学ぶ人の徳 | 水面に浮かぶ水銀の月

水面に浮かぶ水銀の月

下級役人から見た、教育現場の内実や子ども達との日々を、愛を込めて発信しています。

心身に何らかの困難を抱えた
お子さんが、学校内において
円滑に活動できるよう、その
手助けをするのが私の仕事です。


担当するお子さんはあらかじめ
指定されていますが(※表向き)

しかしそのことを、子に
伝えることはありません。



それなのに、いつも当に
不思議に思うのですが

顔を合わせた瞬間、
こちらをじっと見つめ


 「ね、そばにいて」


そう、

子供の側から言ってくる
ことが、とても多いです。


どのお子さんに、サポートをつけるか

地区の教育委員会が判定していますが
正直、お子さん側の困り度合いよりも

『学校が、困るかどうか』

に、重きが置かれがちです。


なので

 知的な面での困り具合高い
 教室で「大人しく」していられる

そんなお子さんには

『サポートがつきにくい』

という、皮肉な現実があります。


※注)地域によって違いはあります


知的な面で、困難を抱えながら

しかし、誰かに助けを
求めることもせず(出来ず)


 ひっそりと、誰の邪魔もせず
 自分なりに、周りの真似をし

 その「自分なり」を時に笑われ
 それでも怒らず文句も言わず


静かに佇む、その姿…


そうしたお子さん方に、私は
非常な徳の高さを感じます。


そして


 人間の真の『知性』
 とは、何だろう…



そんなことを、いつも
考えさせられています。