卒業していった君へ | 水面に浮かぶ水銀の月

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下級役人から見た、教育現場の内実や子ども達との日々を、愛を込めて発信しています。

卒業式には出れない学年のお子が


何かとつるんでいた彼を

見送りたい、と言うので


私も完全プライベートにして

( 有給にして、式には出ず )


そのお子と待ち合わせて


式の後、帰る彼を

見送ることにした。


( 非常勤の人間にはもともと

役割り分担はないけど、休み

にすれば、もっと自由だから )




とは言え、卒業する彼も

見送る彼も当日になると


気持ちがどう変わるか

わからない子らなので


双方とも来ない可能性は

高かったのだけれども。




しかして



見送る彼は、花束を用意し

緊張した面持ちで、そして


卒業する彼は、卒業証書を

掲げ照れくさそうに、現れ



「 ほら、これを見なさい!卒業証書

 オレ、卒業できたよ〜!!桜



( 見送る彼を見て ) なんだよお前、


 ホントに来たのかよーー笑い 」



と笑った。




「 … せんせぃ。六年間、

ありがとうございました。」



式の前日、❛ シャコが瓶を

割る動画 !? ❜ を探しながら


ふっと差し出してきた彼の

手は、温かくて大きかった。



「 いやオマエ、年じゃ

なくて、年間じゃね?」


見送った彼がツッコむ。




 … いや



 三年、な。爆笑



何年だっていいけどさ。

年数じゃあないもんね。






クラスの中に入れず、休み時間でさえ


「 せんせぃがいないと

オレ、頑張れない… ショボーン 」


そう言って、一人では

校庭に出なかった彼も


6年生の後半になり、進学先

を支援学校に決めた辺りから


吹っ切れたように

頼もしげになった。




不登校の時期が長くあり


遅れた勉強を見てもらえる環境にも

なかったので ( 支援級が役立たず むかつき )


中学校にも支援級はある

とは言っても、やっぱり


通常学校に行くのは、学習

の面でも不安だったようだ。



支援学校なら、そこまで

勉強勉強言われない、と


見学に行った後、ホッと

した様子で話してくれた。





卒業した子ども達と、その後

会える機会はほとんどない、と


20年近くこの仕事をし

今さらながらに気づくと


共に過ごせる有限の時間が

限りなく有り難く愛おしい。




夫が知り合った、件の占い師下差しから



「 あまり仕事をして来なかった人 」

と、評されてしまった私ですが 。笑い泣き



確かに、仕事気づきという

意識は薄いかも…。何せ


みんな、勝手にいい子に

なっていっちゃうもので アセアセ



私はただ隣で笑っていた記憶

しかないんですね。最終的に。



本当はもっと、苦労話でも

書いた方がそれっぽい?か?


と思ったりもするけど、正直、


問題は 大人 の側に

あることが多いもので。真顔



なので


子どもから受けた苦労は

ほぼほぼ忘れてしまって


卒業してゆく子ども達には

感謝の言葉しかありません。

 




卒業した君へ 



私とあの子(←見送った彼 )は

4月になってからも、きっと


あなたの笑顔を、其処此処に

そっと探してしまうでしょう。



でも、あの子とはゲームで

繋がれるのかな?オンライン!🎮



長く友だちでいられますように。

新たな友だちも増えますように。



そして、そしてどうか



どうか良い先生と

出会えますように!




たくさんの思い出をありがとう💐


 •́⁠ ⁠ ⁠‿⁠ ⁠,⁠•̀