夫の不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
裏切られた悲しみと怒りで、どうしても感情が爆発してしまうのは当然のことですが、感情がぶつかり合い、取っ組み合いのような激しい喧嘩になり、夫がかっとなって家を出て行く。
あるいは、疲弊した奥様のほうが距離を置くために家を出る。
数日〜数週間経つと、いつの間にか夫が戻ってきて、何食わぬ顔でお風呂に入ったりご飯を食べている。
出て行った妻も、ずっとこのままではよくないと思い、自宅に戻る。
「ケンカしては家出する」を、10回以上も何度も何度も繰り返してきた夫婦もいました。
そんな泥沼のループの中にいて、「もう私たちの関係は終わりなんだ…」と絶望していませんか?
実は、北海道から沖縄まで多くのご相談をお受けしている現場から率直に言うと、このような状況に陥っているご夫婦は決して少なくありません。
そして、ここからがとても大切な「学び」のポイントです。
これだけ激しく炎上して、何度も家出を繰り返しているのに、このタイプのご夫婦は「不思議と離婚には至らない」のです。
二人で話し合うと怒りが抑えられないから「誰かを間に入れよう」という話が出るのも、別居や離婚へ向かうためではなく、「この状態をどうにか円満に解決したいから」なんですね。
これって、一体なぜだと思いますか?
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夫婦間の激しい衝突や家出の繰り返し。
お互いに無関心になって冷え切る(本当の終わり)のが怖いからこそ、激しくぶつかり合うことで「まだ私たちは終わっていない」と確かめ合っている状態なのです。
出て行ったり戻ったりを繰り返すのは、二人がお互いを「まだ諦めていない証拠」なんですよ。
そしてこれも付け加えます。
「こんな問題が勃発してずっと未解決のままにしてきた結婚生活はもう破綻したと思ってください。
だからこそ、離婚を選択しないのなら、同じパートナーとまったく新しい関係をゼロから再生するためのステップでもあるのです。」
夫の不倫という行動は100%夫が悪いです。
でも、そんな問題が起きた土台である夫婦関係はいいも悪いもお互いにあります。
今までの「ただの同居家族」だった古い関係を一度しっかりと壊し、再生した自分たちで向き合い直す必要があるのです。
とはいえ、一緒に買い物や食事に行けばその出先でまたケンカが始まってしまう……そんな現実をどうコントロールしていけばいいのか。
一番の鍵は、「相手にどれだけの非があっても、自分の感情をコントロールできる自分」にあなた自身が生まれ変わることです。
信じていたのに裏切られたという強い痛みは痛いほど分かります。
ですが、感情に任せて携帯をへし折ったり、何かを投げつけたり、熱くなって言い過ぎて攻撃し続けてしまうと、相手の「水面下に潜る防衛スイッチ」を押すだけで、根本的な解決から遠ざかってしまいます。
夫婦であっても、「どういうタイミングで、何をどう言うか」の配慮は、あなたの身を守るために絶対に必要です。
これまでの古い夫婦関係の延長線上で戦うのは、もうやめましょう。
あなたが優しくなったり、冷静に応じる技術を身につけると、面白いほど反応を変える夫は多いです。
実際に、あれだけ激しい喧嘩と家出を繰り返していたのに、奥様が感情のコントロールを覚えたことで、新しい夫婦生活のカタチを取り戻した方々もたくさんいます。
今までの自分たちのやり方ではダメだと気づくこと。
そして、古い関係の終焉を受け入れ、「再生した新しい自分」で夫と対峙すること。
この現実を正しく認識し、あなたが「折れない、揺るがない強い妻」に変わったとき、夫の不倫問題や家出のループは本当の終わりを迎えます。
一歩ずつで大丈夫です。
古い関係を壊し、あなた自身の尊厳を取り戻しながら、新しい未来の選択肢を一緒に組み立てていきましょうね。
