このシリーズは、私の過去の受験経験・受験指導経験から、特に即効性が高く、今日からでも使えるものをアラカルト形式でお届けするものです。受験勉強の主要なインプット(メインディッシュ)は塾でやっている方々に、「ここで◯◯を一振りすれば、よりおいしく食べられます(良い点が取れる・習ったことを忘れにくくなる)」というスパイス栄養ドリンクを提供いたしますにっこり。


今回は算数編。(実は大学は理系だった)くま先生が理系科目で一番大事だと思っている「比例の考え方」についてです。


    

ブログの紹介にっこり

元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記

※主な連載記事






この問題をどう解きますか? 


まずは例題です。この問題、どう解きますか?


問1  こぐまは48分で2400m進みます。進む速さが一定とすると、230m進むのに何分かかりますか?


こぐまに解いてもらいましょう。


そんなの簡単! 距離÷時間で速さを求めればいいんだよね。問1は2400÷48=50、つまり毎分50mで歩くということだから、230m進むには、230÷50=4.6分かかるね。

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その通り! じゃあ次の問題はどうかな?


問2  こぐまは48分で2650m進みます。進む速さが一定とすると、530m進むのに何分かかりますか?


同じようにすればいいから、2650÷48は…あれ、分数にになってややこしいな。毎分1325/24m?これを530で割るから…(途中で計算ミス

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「速さ=距離÷時間」などと公式で覚えて当てはめる考え方だとこぐまみたいにまわりくどい解き方になってしまいます。



比例関係は表にする! 


そこで登場するのが表です。まずは問1にもどりましょう。問の情報を表で表してみます。

あっ、横が50倍になってる!

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そう!それに気づけば、空いているところは右を50で割ればいいだけだね!


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じゃあ、問2をもう一度やってみよう。

あ、タテが÷5になってる!

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それに気づけば話が早いね。ということは答えは…?




なるほどー。速さとか求める必要なかったんだね。

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その通り! じゃあ最後の一問!


問3  こぐまは1/4時間で6/7km進みます。進む速さが一定とすると4km進むのに何分かかりますか?



うーん、どうやるのがいいかなあ? タテもヨコもパッとは思いつかないぞ…。

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実は、表には今まで見てきたタテ、ヨコの計算方法以外に、「ナナメの積が同じ」という性質があるんだ。つまり…




左上と右下をかけたら1になるということは、右上と左下をかけても1になるということ?

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そうだよー。だから、答えは…?



うわ、一瞬で答えでちゃった…

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高学年の「比」の単元で習う外項の積=内項の積という性質を利用したものだけれど、こういう表形式にしたほうが視覚的に分かりやすいね。斜めがけは特に分数が出てくる計算で有効だよ。


表にするメリット 


私がこれらで説明したのは、a:b=c:dという比例式の活用方法で、どんなテキストにも載っている基本的なものです。しかし、これを表形式にするだけで、直感的に分かりやすいものになり、かつ表の上欄に凡例(数字の意味)を記入できるので、文章題の意味を咀嚼しながら表を作ることができ、ミスを防げます。


この「表」の応用範囲は無限大です。算数の代数単元の多く(速さ、周期算、水量問題etc)、理科の計算問題(てこ、食塩水etc)など全てこの考え方の応用でシンプルに考えることができます。


他の問題への活用方法はまた追って記事にしますね。


ぜひ活用してみてください!


次回はこちら



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