このコラムについて
このコラムは、元官僚として霞ヶ関・永田町界隈でお国のために汗を流していたくま先生が、なかなか外からはうかがい知れない公民の裏側を面白おかしくお伝えするものです。
コラム
元官僚のくま先生がこっそり教える
公民の裏側
(毎週土曜日更新)
目次
第6回 ありえないぞ国会研修!②
第7回 漢字が苦手な総理大臣!?
第8回 根回しとはー小〇進次郎に
気に入られたくま先生
第9回 スペルミスが命取り!?
条約交渉の現場
第10回 まるでシンゴジラの世界…
官邸危機管理センター
第11回 ここまでする!?がんば
れ黒子の官僚たち!
やっぱりありえないぞ国会研修!
前回の続きです。いやー、読んでいるだけで当時の憤懣がよみがえります(笑
過去のmixi日記から
警備体制
国会の警備体制は万全です![]()
一般傍聴ルート以外で国会に入るには「バッジ」が必要です。この管理は厳重で、再発行不可。
この国会バッジ、省庁に(〇〇局は2枚、〇〇局は1枚…みたいな形で局ごとに)貸与されています。
バッジを省庁職員が無くすと官房長(省内で5本の指に入るエラい人)が始末書をかかされます。
無くした局は、局に配分されるバッジの数を永久的に(!)減らされます
(実例あり)
下手すれば19世紀にあった官僚のミスで21世紀の官僚が迷惑を被るわけです(^^;)
ではその管理厳重なバッジをどうやって検分するか??
ICチップ? 静脈認証?
いやいや、ここは明治時代。
時空のゆがんだ国会内にそんなハイテクなものがあるわけないでしょう。
答えは
…
……
………
そう、警備員の「目視」です(*_*)
さすが明治時代。平和です。
テロリストがテロを企てようとしたら、国会議事堂は確実にねらわれます![]()
だって、バッジ偽造すりゃ身体検査も金属検査も何もなしで総理はじめ政府幹部と至近距離まで近づけるわけですからね![]()
これが世界に冠たる日本国中央政府のセキュリティです
あれ、今って西暦何年だっけ…(注:2010年代です
)。
(くま先生注:さすがにあれから10年ほどたった今はセキュリティ強化されていることをいち国民として切に願います
)
議事概要
当省主催の会議は研修生がメモをとり、概要を国会室に報告しなければなりません。議事概要を起案して室長の了解をもらい、保存するのですが、なぜか概要は「手書き」指定![]()
まあ日中は座る時間が一分もなく走るか立ちっぱなしかなのに、夕方までに報告書を書けという無茶振りなので走りながら立ちながら手書きでメモるしかないんですが(^^;)
今日はほんまに歩きながら概要つくってました。なんとか間に合った…。パソコンなどという文明の利器は研修生には与えられません。自分の手と足を必死に動かして仕事する、究極のOJTですわ(^^;)
空襲警報
国会質問や質問主意書に内総からの振り分け(どの質問をどの省が担当するか)がつくたびに、政府控室(国会室)には警報が鳴り響きます。「明日の予算委員会、〇〇先生の質問出ました。関係省庁は〇〇省、〇〇省、〇〇省…」さながら空襲警報です。
直撃をくらえば突然資料を取りに内閣総務官室までダッシュです。
とにかく走る!!
ちなみに一着で到着した省庁職員は、その後やってくる職員のために資料をコピーします。このコピー係になれることが名誉の証だそうです(なんやねんそれは!)。
なお、直撃でなくても飛び火の用心のため1時間は待機必須です。月曜は午前1時半(!)くらいに最後の質問がきて(直撃なし)、その後午前2時半まで、1時間ひたすら待機でした。しんどい(--;)
今日はかなりはやく解除だったので、今帰途です(注:夜の20時頃です)
今から(深夜まで当然みんな働いているであろう)本省にもどろうかとも思いましたが、(朝まで働かされることは明白なので)さすがにムリです。身の危険を感じます(苦笑
いやー、この国会内仕事風景はほんまネタの宝庫です。これで一冊本書けるんちゃうかな(笑
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本当に本に書いたら国家権力に狙われそうなのでやめておきますが、せめてこのブログで暴露するくらいは許してくださいませ(笑
次回はこちら
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