SAPIX 学校別OPを受けてみて
SAPIX学校別OPを受験された皆様おつかれさまでした。
早稲田アカ勢ブロガー同志の皆さんの記事もいくつか拝見しましたが、
- 素点では苦戦したものの蓋を開けるとそこそこ戦えていた
- 理科が早稲アカとは勝手が違って死んだ
という記事が目立ったように思います。
限られた情報からの勝手な推測なのですが、こぐまの志望校の早稲アカNN OPとSAPIX学校別OPを比較してみて、模試の設計思想の違いのようなものを感じたので、思ったことを書いてみたいと思います。
早稲アカNN OPの設計思想
早稲アカのNN OPの設計思想は、「今の時点での求められるレベル」を念頭に問題を作るというものです。
そして、模試の難易度を受験までの残り月数に合わせて、徐々に高くしていきます。
例えば、こぐまの志望校の受験者平均点は毎年概ね5〜5.5割ですが、いきなりそのレベルの問題を夏頃の(まだまだ未熟な)受験生に出しても全然点は取れません。
そこで、早稲アカはその時点で平均が5〜5.5割になるレベルの問題(本番より難易度を下げた問題)を準備し、その中で競争させることで本番環境を再現していると思います。こぐまのNN校のNN OPをみても、そのあたりの難易度調整は本当に見事です。
早稲アカのNNコースがこの思想に基づいて運営されていることは明らかで、例えば過去問演習を実際の受験者データとは比較させずに、答案を回収して「今の」受験者内で比較して分析結果を提供するというやり方も、この思想からきているのだと思います(浜学園はこれから説明する後者の思想に近いので、こんなことをするなんて考えもしませんでした
)
サピックス学校別OPの設計思想
これに対し、サピックス学校別OPの設計思想は、「本番で求められるレベル」を念頭に問題を作るというもののように思います。
例えば、こぐまの志望校の合格点は毎年概ね6割前後ですが、今回のSAPIX学校別OPでは合格点はほぼ5割でした
多くの受験生が苦労したということですが、こぐまが受験した模試については、実際の本番でこの学校別OPくらいの問題がでても全くおかしくないように思いました。
仮借のない本番レベルを体感させて、自分に今何が足りないのかを自覚させて、それを克服するための取り組みを促すSAPIX…
合格までのレールは丁寧にひいてやるから、おまえれらそれに乗ってしっかりついてこい

!というノリの早稲アカとはやはり思想が違うように思います。
そういえば、早稲アカのNNに相当するサピックスのSS特訓は、志望校別とはいいつつも実態は学力別(※)で、その学力に見合った勉強を粛々とすれば自ずと合格レベルには到達するという思想で運営されているといったような記事を見かけたこともあります。
過剰なレールは敷かず、高みを見せて受験生を突き落とし(?)、あえて受験生を過酷な環境で泳がせて切磋琢磨を促す戦略なのかもしれません
(※)これをみるに、例えば麻布と武蔵のように必ずしも傾向が同じとは言えない学校が、同一コース扱いされていたりするようです。
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ブログの紹介
元浜学園国語科講師で自身中学/大学/院/国家Ⅰ種/司法試験とあらゆる試験を一発合格してきた自称「受験のプロ」で、現役弁護士でもある「くま先生」が、国語が大の苦手な息子のこぐま(早稲アカから27中受予定)に伴走する受験記
※主な連載記事


