カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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カナダで10月19日にアルバータ州独立の是非を問う投票がありまして。

正しくは『カナダに残るか、将来の独立投票に向けた手続きを始めるかの投票』です。

 

 

 

この投票はレファレンダムと呼ばれます。

レファレンダム(英語: referendum)とは、国家や地域の重要な政策・法律・憲法改正などの是非を、有権者(国民や住民)の直接投票によって決める制度(国民投票・住民投票・国民表決)。

カナダで「レファレンダム」と言ったら、ほぼ州独立の是非を問う投票なイメージ。

 

幸い、アルバータ州民はカナダに残ることを選んだのですが。

この投票は10つの項目について答える投票でもありました。

その項目がこちら:

移民政策・選挙
①    州の移民管理権限を強めるか。 移民数を抑え、経済に貢献する移民を優先し、州民の雇用を優先する。
②    州費による医療・教育・福祉の対象を限定するか。 カナダ国民、永住者、州が認めた移民資格の保有者に限る。
③    一時滞在資格の人への福祉支援に、州内居住12か月の条件を設けるか。 育児補助や学生支援などが対象で、通常の医療・教育は含まない。
④    一時滞在資格の人とその家族に、公的医療・教育の利用料や保険料を求めるか。 国民・永住者の現行の資格は維持する。
⑤    州議会選挙の投票時に、カナダ国籍の証明を義務づけるか。 パスポートや出生証明書などを求める。

州の権限を強めるための憲法改正
⑥    州の上級裁判所・控訴裁判所の裁判官を、連邦政府ではなく州政府が選ぶようにするか。
⑦    選挙で選ばれていない連邦上院を廃止するか。
⑧    州の管轄に関わる連邦事業から離脱しても、関連する連邦資金を受け取れるようにするか。 医療・教育・福祉などが対象。
⑨    州と連邦の法律が衝突した場合、州の管轄分野や共同管轄分野では州法を優先するか。

⑩ カナダへの残留か、独立投票への手続き開始か

 

自分はこれを読んだとき…

これを州民が投票できるのがいいなあ!

と思ったんですよね。

これを選ばなきゃいけないとなると自分でもっと考えることが必要になるじゃないですか。

 

1~5って移民に対して排他的に見えますが…

③  の「育児補助や学生支援などが対象で、通常の医療・教育は含まない。」のように落としどころが明確。

とはいえ、移民を制限すれば州民がやりたがらない仕事の担い手がいなくなるので、その辺りをどうするのかもっと明瞭にしないと、はい・いいえと言い難い部分はありますよね…

 

そんなこんなで、カナダのアルバータ州のレファレンダムに手に汗握ったのでした。

 

あと速報を聞きたかったので久しぶりにずっとカナダのラジオニュース(オンライン)聴いていて、ちょっとノスタルジックな気分になりました。

 

アルバータ州独立には米国のトランプ氏とイーロン・マスク氏が後押ししていると言われており(無論、アルバータ州のオイル狙い!)、自分は『独立してほしくなーい!』と思っていたのでホッとしました。

投票結果後の州首相は「私が現役のうちは再度この投票はしません」と宣言していました。

 

カナダの政治ってとても面白いんですよね…

マーク・カーニー氏の演説のうまさがちょっと怖い…

(興味のある人は検索してみてください)

清廉潔白なイメージアある分、腹に一物あったりするのかなあ…?って思ってしまう…

↑邪悪な考え方ですね…

 

カナダにはひとつにまとまった国でいてほしいです!

 

そして現在、米国は「カナダが中間選挙に干渉している」と言いがかりをつけている模様…

それに対してオンタリオ州首相のフォード氏は米選挙への干渉には…

「全く興味がない」
「アメリカ国民が何を望んでいるか教えよう。それは確実性と安定だ」
「米中間選挙でその判断を下すのは、アメリカ国民だ」

と発言。

フォード氏(保守党)といえば、「カナダのトランプ」と言われていた時期もあったのに。

トランプ氏からの圧力対抗措置に与党のマーク・カーニー氏とも足並みをそろえているし。

こういうところが面白いというか、カナダの強さだと思います。

 

自分はカナダに居住していないので、米国製品ボイコットがどれくらいのモノなのか、実際に体験で来てないのが残念!

 

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