色が白くて、つぶらな瞳。
茶色の髪をサラサラさせて…
視線を感じ、その先を探すと
カットソーの首もとを下げて
肩をチラッと見せ、ニコッ。
…ん?
授業の最中でしたので、特に
反応は返さず、目をそらすと
またも、ジーッと視線を送って
寄越し、チラリと肩を見せてくる。
「肩が、どうかした?」
声をかけてみましたが、
微笑むだけで何も答えず。
それが、彼女との
最初の出会いでした。
お人形のような顔で笑う彼女。
不思議な子だなぁ…
と、思いながらも
彼女のクラスには、とにかく
落ち着きのないやらかし君が
おり、彼女に構う暇はなく…
しかしそれでも、肩だしアピール
を続けてくる彼女が気になって、
やらかし君をみる合間に
彼女の様子をよく観察すると…
えっ?!
何でこんな子が、一人で
放っとかれてるの?!!
ただ何となく黒板の文字の形を
写していただけで、字は読めず。
言葉は、発しないのではなく
発することができない。
物事への理解も、恐らく
乳幼児くらいのレベル。
「何であの子は、一人で
放っとかれているのですか?
あれでは、何も
出来ないでしょう?!」
詰め寄る私に、
「あ、気がついた?
そうなのよねー。
だから、ついでにみてやって。
お願いね~ 」
のんきに答える支援担当お代官!
…出たよ (-""-;)
本人の困り度は高い
のに、大人しいから
『放っとかれる』
この、パターン!!
知的に大変な困難を抱えながらも
大人しいので、学校側は困らない。
故に、放置される。
私とて、放っといてもいい訳です。
彼女への『支援』を誰からも
頼まれていなかったのですから…
されども、どうしてこれを
見捨てておけようか?
彼女がどの程度、意識的に
私へのアピールをしたのか
わかりません。
しかし、
「自ら助けを求める」
ことの、大切さ。
困難を抱える子に必要なのは
出来ないことを躍起になって
やらせることではなく、
出来ないことを誰かに
手助けしてもらえるよう
助けを頼めるようになること
なのではないか?
なったのが、彼女との出会いの
このエピソードだったのでした。




