いつも通りの朝でした。

 

夫(英国人)のいれた

紅茶を飲んで、夫は

外に出て庭仕事を少しして、

それから一緒に朝食。

 

季節の変わり目、

冷たいシリアルを食べると

後からお腹が痛くなるので

私はスコーンを、

頑強な消化器官を誇る夫は

いつも通りシリアルを食べ、

その間ずっと我々は

その日の予定やニュースについて

語り合っていたのですが。

 

自分のスコーン皿が空になり

少し経ったところで

私はふと思い出しました。

 

 

「夫よ・・・君、今朝、

病院に行く予定が

入っていなかったか・・・?」

 

私の言葉に夫は

約1秒ほど動きを止め、

それでやっと言葉の意味が

脳に通じたのか、

次の瞬間、口と目を開き

後方に少し仰け反る感じで

「はっ」と声を出して

息をのんだのでした。

 

ああ・・・

 

「はっとする」って

こういうことなんだ・・・

 

私が演劇界の人間なら

感情表現の再確認ができて

嬉しいところなのかもな、

しかしこれは現実、

「おい、まさか

忘れていたのか」

 

「忘れていました!

昨日の夜までしっかり

覚えていたのに!」

 

夫は何とか予約時間までに

診療所にたどり着けたのですが

・・・人間、

うっかりって怖いですね!

 

英国は基本的に医療費無料、

その一方で診療予約を入れても

当日現場にあらわれない

不届き患者が

問題になっていて、

私はこれまでそういう人々に

良き市民として

義憤を感じていたのですが

・・・悪意なく予約を忘れる、

という事態は有り得ますね!

 

年末を控えた昨今、

予定はすべてカレンダーに

書き込んでいきたい所存です。

 

 

夫の実家のあるあたりでは

患者側の一方的

予約キャンセルの横行に

病院側が怒髪天を突き、

事前告知なしに

予約時間に現れなかった患者は

問答無用で

「次の予約は3週間後」みたいな

懲罰的措置を受けているそうです

 

私はこれまで病院側の

肩を持っておりましたが

・・・『うっかり』が怖い、

というのもこのたび

身をもって実感し・・・

 

難しいですね!

 

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