浜学園と早稲アカを比べてみたーこのシリーズは、私の過去の浜学園講師としての経験と、こぐまが受けている早稲アカの授業の比較を通して思ったことを書いていきます。
第9回は講師と事務員の役割分担についてです。
講師が事務もこなす早稲アカ
私が早稲アカにこぐまを通わせて驚いたことの一つに、講師がいろんな事務をこなしていたことがあります。
たとえば、冬期講習をオンラインで受講するため、プリント教材の受取に行った時のこと。事前に予約が必要ということで電話すると、講師の方が直接電話に出ます。
そして校舎を訪れると、プリントを揃え、乱調落丁がないかを確認し、受け渡しをするところまで、全て講師がやっていました。
また、志望校判定模試の受験リマインドやトップレベル算数講座の受講勧誘など、教務と直接関係のないところも基本的に講師がやっています。
欠席の際の宿題連絡は事務員さんがされる場合もありましたが、保護者対応事務のほとんどが講師の職務になっているようです。
講師を授業に集中させる浜学園
これに対し、浜学園は講師は本来業務である授業(教務)のみに集中させるというポリシーで運営されています。
ですので、浜学園に電話しても講師がいきなり応対することは原則ありません(事務員さんがで別件対応中で出られない時のみ対応)。
教材の受け渡しや模試の勧誘なども講師がやることは原則なく、基本的に事務員さんの仕事です。
↓の記事でも触れた通り、浜学園は浜学園OBの現役大学生を重要ポストに積極的に配置します。
彼らを短期間で即戦力にするには、講義のみに集中させる環境が必要なのでしょう。
時には講師以上に存在感のある浜学園の事務員さん
浜学園では、教務以外の事務全般を事務員さんが担う結果、浜学園の事務員さんは時に講師以上に保護者とつながります。浜学園にはお世話係制度といって、生徒一人一人にお世話担当の特定の事務員が割り当てられていることも、このつながりを強化しています。
また、講師が教室長を務める早稲アカと違い、浜学園は教室長は事務員です。有力な室長ともなると講師の人事にまで介入する力をもっており、
◯◯教室では◯◯室長を怒らせるようなことをすると、もうその教室には呼ばれない
とか
◯◯教室は本部教室でもない地方教室なのに、◯◯室長がいるので、◯◯先生などの有力講師がマスターコースを受け持っている
みたいなことが起こります。
このように、時には講師以上に存在感を発揮することがあるのが、浜学園の事務員なのです。
どちらが良いとは言い切れない?
浜学園の方式は、講師を業務に集中させ講義の質を高めるメリットがある一方で、保護者の方にとって講師がやや遠い存在(教育相談などを申し込むなど保護者からアクションを起こす要あり)になります。
他方、早稲アカの方式は、講師にとっては酷な労働環境になりますが、保護者の方にとっては定期的に講師(特に学年主任)とのコミュニケーションがあり、特にこちらからアクションを起こさなくても講師が近くにいる安心感があります。
どちらが良いとは言い切れないところですが、この点は浜学園と早稲アカの大きな違いの一つだと思います。
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