コラム わたしと受験ーこのシリーズは、自己紹介も兼ねて、くま先生こと私と受験の関わりを振り返ってみたいと思います。


今回はくま先生の国家公務員試験編です。




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進路に対する不安 


話は司法試験合格より少し前に遡ります。


法科大学院生として司法試験に向けて勉強を進めていたくま先生ですが、司法試験の難度の高さに内心ちょっとビビリ驚き、進路に不安を抱くようになっていました。


当時、司法試験は法科大学院を修了後しか受けられず、落ちれば20代半ばで無職で浪人無気力という辛い事態になります。周りが社会人として羽ばたいてどんどん活躍している中、それはなんとしても避けたいという思いが強くありました。


そこで保険として目をつけたのが、国家公務員I種試験(現総合職試験)、俗にいうキャリア官僚の登用試験です。


大学生のときにも、少し興味を持って調べたことがあったのですが、当時は対応する専門科目がなく挫折。しかし、今のくま先生には法律という武器があります。


改めて過去問を解き、模試を受けてみると成績は上々。当時の試験は法学部の大学生も法科大学院生も同じ試験を受けるしかない仕組みでしたので、難易度という点ではちょっと大学生には酷な仕組み/法科大学院生には有利な仕組みでした(※)。 


※ その代わり入省後の扱いにほぼ差がありません。また、試験に合格しても入省が保証されるわけではなく、官庁訪問と呼ばれる面接を突破する必要があるが、そこでは年齢が若い方が一般的には有利になります。



​試験は楽勝で突破 


国家公務員試験には専門科目の他に、教養科目があります。センター試験程度の問題が科目無差別で幅広く出されるイメージで、一般には対策が難しいとされていますが、浜学園講師と並行して続けていた高校生対象の家庭教師業で、大学受験対策も長らくやっていたことや、総合人間学部というなんでもアリの学部で、興味に任せて色々な分野の学びを広く浅くやっていたこともあり、まったくの無対策にもかかわらず、専門の法律よりむしろ成績が良いという状況でした。


そんなわけで司法試験のちょうど前後の週に行われた一次試験(択一)、二次試験(記述)はいずれも楽勝。二次試験の前日は(司法試験終了直後という開放感もあり、)


高校の同窓会生ビールに参加して普通に飲んで帰る(二次会のみパス)


という余裕ぶり(今でも当時参加していた先生にネタにされますアセアセ)にも関わらず、結果は


受験者比上位1%(合格者比上位10%)以内の上位合格でした。



官庁訪問を経て中央官庁へ! 


二次試験合格後〜司法試験の合格発表待ちのタイミングで、「官庁訪問」と呼ばれる面接試験が実施されるとのことで人生初の上京を果たしました。


この官庁訪問、私の時は土日休み挟んで全16日間、日々官庁に日参して朝から晩まで(ひどい時は深夜0時過ぎまで!)断続的に面接を受け続ける過酷なものでした。


もともと教育学部志望で人づくりに関心があり、自ら浜学園講師として未来の人材育成に汗をかいてきたくま先生。教育を所管する某省庁の方々と意気投合します。


最近は御上先生というドラマでも話題になった某省庁ですね。


この省庁が担っている教育以外の分野も、私の過去の経験や得意分野と驚くほどマッチしており、


こ れ だ ! (3回目)


ということで、司法試験合格発表を待たずこの省庁に入ることを決意しました。


この省庁では教育、科学技術、文化政策など幅広く携わりました。文字通り寝る暇もないほどの忙しい官僚生活でしたが、4度もの大規模な法改正プロジェクトに参画し、今の仕事にも大いに役立つ経験になっています。



​思い出エピソード 


官僚時代の記憶をたどるために昔懐かしmixiなど開いてみたら、こんな日記を見つけました。


今日は教員中央研修の講師としてつくばに出張してましたぴかぴか(新しい)

中堅の先生相手に、教育法規に関する事例演習を行うというもの。前から行きたいなと思って上司にアピールしてたこともあって、上司から枠を譲ってもらいました。

しかし無茶ぶりやった。話を振られたのは、お盆休み明けた昨日昼。おもむろに上司から「明日、こんなんあるんだけど◯◯くん(=私)行かない?以前行きたいって言ってたでしょぴかぴか(新しい)」って………ぇぇええ!!、明日ですか!

みると、演習時間9時~5時までとまるで浜の夏期講習並のスケジュール。そして膨大な予習資料。これ一日(っていうか半日)でやるんですかー!

浜用語で「急P」(キュウピン=急なピンチヒッター依頼のこと。ちなみに時給1000円増)ってのがあるんですが、まさに急P、しかもめっちゃ重いやつを食らった感じ。

でもやりたかった研修なので、結局受諾。あとは通常業務完全放棄で準備してました。

準備すると沸き上がるネタ。元浜学園講師の血が騒ぎまくりグッド(上向き矢印)

そして迎えた研修当日。

法律になじみがない先生方に、いかに教育法規を身近なものと感じてもらうか。考えた末にとった戦略は「なぜ法律はこんなに分かりづらいのか」をまず説明することでした。

その理由は抽象的すぎること(具体性がないこと)と、独特な文法を使っていること。

そして、その分かりづらさを軽減するために、基本的な条文の読み方を教えて、おもしろい具体例をたくさん挙げつつ、教育法規と先生の日常生活をつなげる工夫をしました。

高校生でもわかる教育法規、を目標に趣向を凝らした授業(?)は大成功。クラス(約20人)の受講生さんから「明日も是非きてほしい(法規研修は3日間で自分は初日のみ)」とか「先生の授業で、この年になって『分からないことが分かるってこんなに気持ちいいんだ』ってことが実感できた。教育の原点を身に染みて感じた。」とか、「この研修にきて、◯◯省職員との距離は逆に開きつつあったが、今日の授業で◯◯省も、教育法規もこんなに身近な存在と知った。教育法規を勉強してみようという気がわいてきた。」とか、元浜学園講師としても、◯◯省職員としても泣きそうな賛辞をたくさんいただきました♪

演習終了後はクラスで飲み会。現場の先生の貴重な話もたくさん聞けて、めちゃくちゃ充実した一日になりました。

最後は万歳三唱でお見送りまでしてもらって、あーもう、感無量やわー!

やっぱ自分は先生的な仕事が天職なんかなー。


その後、時は流れ、夫婦間の育児家事負担の適正化(収入、育児、家事など全てで夫婦平等を目指す)のために、私は官僚を辞めて弁護士に転職して現在に至るわけですが、やはり教育に対するアツい思いは今でも待ち続けています!(だからこのブログを書いているわけですねにっこり)


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