先生のお話は最後まで聞こうね
お友達の話は途中で
さえぎらないようにしようね
子どもが小さい頃から
多くの家庭で繰り返される言葉です
人の話を最後まで聞くことは
学校でも社会でも大切な力です
だからこそ私たちは
その大切さを伝えようとします
けれど
聞く力は教えられるだけで育つのか?
育たないよねぇ・・・
発達心理学では
子どもは身近な大人との
応答的なやり取りを通して
安心感や人との関わり方の土台を
育んでいくと考えられています
そのことを踏まえると
聞く力の背景には
自分自身が最後まで話を聞いてもらった経験
があるのではないかと思うのです
子どもたちの話はときどき遠回りです
言葉を探して止まったり
違う話にそれたり
何を伝えたいのか分からない(笑)
そんなとき、大人はつい
「こういうことでしょ?」
「つまり○○だったのね」
と先回りしてしまいます
忙しい毎日ではありますが
そこの辛抱をしてみませんか
大人が口を挟んでします少し前までは
子どもは自分の言葉で
伝えようとしていたのかもしれません
何を言いたいのかな
そう思いながら
あと少し待ってもらえた経験
最後まで受け止めてもらえた経験
その積み重ねが
自分の話には耳を傾けてもらう価値がある
という安心感に
つながっていくのではないでしょうか
その絶対的な安心感が
人の話にも耳を傾けようとする姿勢を
少しずつ育てていきます
ですから
お勉強の出来る子は
きちんと人の話が聞ける子なのです
「聞く力」というのも
家庭の中に流れる文化かなと思います
相手が言葉を探す時間を待つ
最後まで話し終えるのを見守る
そんな時間が積み重なる家庭では
「話を聞く」ということが
特別なしつけではなく
自然な文化として受け継がれていくのでしょう
家庭には、それぞれの文化があります
季節を楽しむ文化
本が身近にある文化
食卓で一日の出来事を話す文化
その一つに
最後まで耳を傾ける文化を入れてください
目には見えなくても
その文化は毎日の暮らしの中で
ずつ積み重なり
子どもの脳と心の土台を
静かに育てていくのだと思います
『ゴッドマザー日記』
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