うちの子、集中力がないんです
教室で、本当によくいただくご相談です
最後まで考えられない
すぐ分からないと言う
難しくなると手が止まる
そんな姿を見ると
この子は勉強に向いていないのでは
と不安になる気持ちもよく分かります
でも、近年の脳科学では
考え続ける力や
集中を保つ力は
生まれつきだけで決まるものではなく
経験を積み重ねながら育っていくことが
分かってきました
これは、「頭の体力」というものでは
ないかと思うのです
頭の体力は、筋肉とよく似ています
急に強くなるものではありません
毎日の積み重ねの中で
少しずつ育っていくものです
だから低学年のうちは
難しい問題をたくさん解くことよりも
考えるって面白い
もう一回やってみたい
と思える経験をたくさんしてほしいのです
積み木を高く積む
虫を夢中で探す
工作を作り直す
ブロックで何度も試してみる
遊びの中にも
考えるはたくさんあります
どうしたらうまくいくかな
さっきと何が違うんだろう
もう一回やってみよう
そんな時間が
頭の体力を少しずつ育てていきます
もちろん
これをやれば頭の体力が育つという
魔法の方法はありません
子どもによって好きなことは違いますし
その日の気分や体調でも変わります
だから、親がちょうどいい難しさを
見つけようと頑張りすぎる必要もありません
私たち講師も難しいです
探ってはいるんですけれどね
大切なのは
子どもが夢中になって考えたり
試したりする時間が
毎日の暮らしの中にあることです
発達心理学でも
子どもは発達の段階に応じて
少しずつできることを
増やしていくと考えられています
低学年は
学力を急いで伸ばす時期というより
その土台を育てる大切な時期です
頭の体力が育つと
最後まで問題を読めるようになります
少し難しい問題でも粘れるようになります
授業も、宿題も、新しいことへの挑戦も
ずいぶん楽になります
だから私は
低学年のお子さんほど
今、何点取れたかより
頭の体力を育てている時期なんだ
と、考えてほしいと思っています
目には見えませんが
この土台は
これから先のすべての学びを支える
大きな力になっていくのです
『ゴッドマザー日記』
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