朝9時過ぎ、教室に来た子が
「こんにちは」と言います
まだ朝なのに・・・
と思う私が古いのでしょうか
何時までが朝なのか
私も定義できないので
間違いではないのでしょう
早起きして勉強を済ませた子にとって
もう一日がずいぶん
進んでいるのかもしれませんしね
気になるのは、場面が変わっても
挨拶の言葉が変わらないこと
そして、言葉そのものが出ないことです
授業が終わったら「ありがとうございました」
帰るときには「さようなら」
お菓子をもらったら「ありがとうございます」
そんな言葉が出ない子に接するたび、
教える側として
寂しさと戸惑いを覚えます
これは教室での実感です
今の子全体がそうだとも・・・
ちょっと言える気がします
少し前までは
コロナ禍が原因だとも言われていました
でも、もう今はどうなのかしら
挨拶は、相手がそこにいることに気づき
お礼は、してもらったことを言葉で返すもの
形だけ覚えても
誰に、どんなときに使うかが分からなければ
暮らしの中で生きた言葉になりません
これ、勉強に似ていませんか
形だけ覚えても
少し捻られると
違う言葉できかれると
とたんに活用できないのです
時間の言葉も
生活と結びつけて考えたいです
子どもを大切にするあまり
周囲が何でもしてくれることを
当たり前にしてはいないでしょうか
子どもの気持ちを尊重する一方で
相手にも気持ちがあることを伝えているか
「王さま」にしていないか
大人の関わりを振り返りたくなるのです
「何て言うんだっけ?」と答えを催促する前に
「用意してくれたんだね」
「教えてもらったね」と
相手のしてくれたことを一緒に確かめる
そして大人自身も
家族や店員さん、子どもに、
挨拶や「ありがとう」をきちんと返す
言葉が出にくいときには
会釈や手を振ることからでもいいと思います
毎日の中で、どう伝え続けるかを
考えていくべきことではないでしょうか
どんなに忙しくても
伝えることまで手放さずにいたい
挨拶を教えたいのは
人と気持ちを交わしながら
生きていく子に育ってほしいからです
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