ねえ、『おわび』と『償い』って
どう違うの?
4年生の子が
こんなことを聞いてきました
国語の「ごんぎつね」で
初めて出会った言葉・・・つぐない
知っている「おわび」と
何が違うのか
気になったのですね
ごんは、いたずらで
兵十のうなぎを逃がしてしまい
あとで深く悔やみます
それから毎日
栗や松たけをこっそり届けます
でも
「ごめんね」とは、一度も言っていません
私はその子にこう話しました
忘れ物をしてお友だちを困らせたら
「ごめんね」と言って次から気をつけるよね
これが「おわび」
でも、命を奪ってしまったら?
どんなに謝っても元には戻りません
それでも
自分にできることをし続ける
それが「償い」
同じ「悪かった」でも
重さが違うよね、と説明しました
おわびは
気持ちを言葉で伝えること
償いは
相手が失ったものを
行いで埋めようとすること
アメリカで
6〜7歳の子どもを調べた
研究があります
子どもが作った紙コップの塔を
大人が倒してしまい
そのあと謝ると
子どもは大人を許す様子を見せました
でも
悲しい気持ちは
ほとんど変わりませんでした
一方
塔を作り直すのを手伝ってもらうと
悲しい気持ちも和らいだのです
「ごめんね」は
関係をつなぎ直す言葉
でも
相手の悲しみまでは消せません
お家で
「ごめんなさいは?」
で終わっていませんか
こぼした牛乳なら
一緒に拭く
倒した積み木なら
一緒に積み直す
言葉で謝ることと
行いで埋め合わせること
その両方を
小さな失敗のうちに
経験させてあげたいですね
似ている言葉の
重さの違いが分かることは
人の気持ちの重さを
感じ取ることにも
つながっていくのだと思います
ごんぎつねは絵本でも読む機会があります
「ごんは、どうして
毎日栗を届けたんだろうね」
と聞いてみてください

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