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式が立てられるなら
線分図まで
描かなくてもいいのでは?
保護者の方だけでなく
最近は講師からも
そんな言葉を聞くことがあります
確かに
大人なら式だけで解けます
問題文を読めば
何が全体で
何が一部なのか
どちらが多く
どれだけ違うのか
数字同士の関係を
頭の中である程度
イメージできますよね
でも、小学生はまだ
その「数字のイメージ」を
育てている途中です
「7」や「5」という数字は知っていても
それがどれくらいの量なのか
2つを合わせるのか
比べるのか
残りを求めるのか
数字が表している「量」を
十分に捉えられているとは限りません
だから
一本の線を描きます
全体はどこまでなのか
分かっている部分はどこなのか
求めたいものは何なのか
頭の中にある数字を
線の長さや区切りとして
外へ出してみる
線分図は
答えを出すための
余計な作業ではありません
数字同士の関係を
見える形にして
数字を量として
考えるための練習です
過去にも数字に関しては
もう名作ともいうべき珍解答が
続々と誕生しています
1キロあたりの肉の値段を求めて
「300万円です!」
日本人が
1年に食べる米の量を考えて
「1日に54キロ!」
割合の問題では
お父さんが168歳!!
仙人か
さらに、
おばあちゃんの家を建て替えるなら
4階建てで「400万円かな」
お肉と同じくらいじゃん![]()
もちろん
子どもたちは
ふざけているわけでは
ありません
式を書き
計算をして
数字が出たことで
安心しているのです
ここで一番怖いのは
間違えたことではないです
その答えを見ても
何かおかしい
と感じないことなのです
数字を計算の
記号としてだけ扱っていると
どれほど大きく
外れた答えでも
そのまま通り過ぎてしまいます
そして
この弱さは
高学年になるほど表に出ます
割合、比、速さ、食塩水、仕事算
これらは
公式に数字を当てはめるだけでは
解けません
何を全体とするのか
どの量とどの量を
比べているのか
そこを捉えなければ
式そのものが立たないのです
線分図以外にも
面積図も私はまだ使います
問題によっては
表や図、グラフを描かせて
視覚化します
まだ量の感覚が
育っていない小学生に
式を急いで覚えさせることは
しません
時間がかかっても
一度立ち止まって線を描く
「これは、どれくらいの量?」
「答えが300万円で、本当にいい?」
「お父さん、仙人になっていない?」
笑
そんな会話をしながら
数字と現実を結びつけていきます
私は
答えが合っているかより先に
その答え、おかしいと思わなかった?
その数字、気持ち悪くない?
と聞くことがあります
算数を得意にするためにも
数字は量として捉え
自分の答えに違和感を持ち、
もう一度考え直せる力を育てたい
だから今日も
子どもたちに一本の線を描かせます
答えを出すためではなく
考える力を育てるために
母たちとの合言葉
式を急ぐ前に、量を見よう
ゴッドマザーのひとこと
300万円のお肉を見たら
計算より先に
ツッコめる子であってほしい(笑)
今日も一日お疲れさまでした
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