8月は

小学生を相手にしている仕事が

1年で2番目にいちばん忙しい時期

1番忙しいのは・・・?そりゃぁね(笑)

 

 

こちらのブログは

少し長い夏休みになってしまいました


 

今日からまた

子どもの「脳と心の育ち」を

日々の暮らしの中から

考えていきたいと思います

 

 

この夏、たくさんの小学生と過ごしていて

改めて気になったことがありました

 

 

覚えていないわけではない
教えれば「あ、知ってる!」となる

 

 

でも

自分の頭の中にあるものを

自分で探して取り出すことが

難しい子が少なくないのです

 

 

そこで

小さい頃の生活に目を戻して考えてみました

 

 

たとえば

 

靴下を持ってきて

そのあと帽子を取ってきてね

 

スーパーで牛乳とバナナを買うから

覚えておいてね

 

さっき公園で何を見つけた?

 

お父さんが帰ってきたら

この話を教えてあげてね

 

 

どれも、ごく普通の親子の会話です

 

でも子どもの頭の中では

ちょっとした仕事が起きています

 

 

聞いたことを、しばらく頭に置いておく

必要になったら、自分で思い出す

そして

言葉にしたり、行動に移したりする

 

 

保持→想起→実行

 

 

こうした働きには

情報を一時的に保ちながら使う

「ワーキングメモリ」や

 

あとですることを覚えておく

「展望記憶」など

 

いくつもの認知機能が関わっています

 

 

実行機能についての研究でも

その基礎となる働きは幼児期から現れ

就学前の時期に

発達していくことがわかっています

 

 

だからといって

幼児期から特別な「脳トレ」をする必要がある

という話ではありません

 

 

むしろ私は

暮らしの中にある小さな機会を

大人が全部奪わないことのほうが

大切だと思っています

 

 

「帽子も持っていきなさいよ」

「牛乳とバナナを買うんだったよ」

 

と、忘れる前に

大人が何度も先回りしてしまえば

子ども自身が「なんだったっけ?」と

頭の中を探す必要はなくなります

 

 

もちろん、忘れることもあります

 

幼い子なら

2つ覚えることがまだ難しいこともあります

 

 

そんなときはメモを渡したり

やっぱり出来なかったかとがっかりしないで

 

「もう一つ、なんだったかな?」

と少し待ってみる

 

難しければ1つに減らす

 

 

できるようになったらまた1つだけ増やす

 

 

大切なのは

正解できたかどうかだけではなく

「なんだったっけ?」と

自分の頭の中へ探しに行くこと

 

 

イメージ、伝わるでしょうか

 

こういう経験を

いつのまにか子どもたちから

奪っていたんですよね

 

子どもが記憶を思い出す作業をすること

それを持ったまた行動に移すこと

 

こういう経験は

特別な教材を用意しなくても

毎日の暮らしの中にいくらでもあります

 

むしろ、日常ほど良い教材はありません

 

 

子どもの脳を育てる時間は

案外そんな何気ない

親子のやりとりの中にあるのだと思います

 

 

 

 

 

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小学生になると

どんな姿になって現れるのでしょう
この夏、教育現場で感じたことを

「中学受験のゴッドマザー日記」に書いています

 

 

 

 

 

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